おすすめ本(2) あの和田アキ子が、そういう本を?

もちろん、あのアッコさんです。

タレント本は星の数ほどあれど、ほとんど、読んだことあらしまへん。
だいたいのタレント本は、いかにもな装丁で、ゴーストライターが書いてございますというのが
みえみえの感じですが、
なんと、新書のところでアッコさんの本を発見しました。
PHP新書。

新書といえば、かの格調高い岩波新書にはじまって
学者・芸術家・政治家など偉い人が書くものとばかり
思い込んでいましたから、
新書たぁ珍しいこんで、と手に取りました。題名は「大人の叱りかた」画像

うーん、こりゃ、アッコさんの「独壇場」でっしゃろ。

内容は、いたって平素な語り口で、
現代日本の「叱ること」が消えた社会について、憂えているものです。

そして、自分の生い立ちから、歌手として成長していく過程でのエピソードを語りながら、
「叱ること」の重要さを説いていきます。


人を叱れば、叱る側にも痛みがある」という言葉は、ズンと来るものがありますね。
それだけ、叱るということは責任の伴う真剣な行為ということなのでしょう。
それができる大人が今の日本には少ないですよね。

また、こうも言っています。
今の大人たちには子供たちに伝えるべき何かがない」と。
これも確かにそうですね。
自分に確たる自信や主義がない、そして優しくて、物分りが良ければ、それでいいと思っているというのも
事実です。

アッコさんには子供がいないけれども、母親にしたら、素晴らしいゴッドマザーだろうなと思わせます。
このとろこ続いた無差別殺傷事件の犯人たちは
真の意味で叱られたことのない若者だったといえるかもしれませんね。

あのコワーイ和田アキ子のイメージからは程遠い飯塚現子さんの姿が彷彿とします。
アッコさんが結婚したときは、婿殿はいったいどんな男じゃろと思ったけれど、納得です。
やっぱり人は見かけではありませんよ。

格別に面白い本ではありません。
きわめて常識的なそれです。

でも、TVのアッコにおまかせなんか見て、「ちと親分風、吹かせすぎじゃないの!」なんて
思ってた人は読んでみてください。












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