ダイアログインザダーク  最初はとても恐かった!

最近メデイアでよく紹介される「暗闇レストラン」というのがあるけれど、
ダイアログインザダークはレストランではないのです。

もっとも暗闇の中で飲み物とお菓子を少しというのは体験できます。

ムム、おもしろそ! と思った方は・・・・ダメダメ!  もっと真面目に考えて下さい。

ほんとに、本当に真面目に考えて、体験して下さい。
なぜかというと、この体験は・・・真の暗闇の中を約80分ぐらいのツアーをするわけですから、ただのイベントとは
                                                      違うってことです。
メンバーは全員 「全盲」 になるのです。 視覚を奪われるってことです!

見えることが当たり前の我々にとって、見えないというのはどんなことなのか。
                              それを体験するのがダイアログインザダークなのです。

だから・・仲間との面白体験になっちゃいけないのです。

BBAKの提案として、仲間で大挙して行かないこと。 仲間と行きたかったら、せいぜい3人で。

大勢で行くとつい遊園地のお化け屋敷気分になってしまいがちだから。


東京・青山の外苑通りに面したビルの、とてもステキなデザインの入り口を入ると、広々としたクールなホール。

受付ではしっかり名前などのチェックをされ、荷物はロッカーに入れ、身一つで案内人を待つ。

(真っ暗な中のツアーなので何が起こるかわからない。だから安全に気を使っているのです。)

案内人は目の不自由な方。 8人のグループを作り、白杖を持たされる。

案内人は参加者にめいめいのニックネームを言わせる。・・・・そうだ、これからは相手を呼び合わないと確認できないんだ・・・・私はできるだけ、そのあだ名を覚えるようにした。


そして白杖を右、左と動かしながら、一行はこわごわと真の闇の中へ・・・・。

・・・・・・とにかく、暗い、何も見えません。 目が慣れるなんて思うのは無駄なこと・・・・・

さっきまで、全くの他人だった参加者同士、声をかけあい、手をとりあってヨチヨチ進んでいく。

暗闇の中はどうなっていたかは話しませんが、呼び合い、触れ合いつつ進む8人はあっと言う間に仲間になって、

というより、ならざるをえないのですが・・・。


視覚を失うということは、はじめは恐ろしかった。

でも、仲間と言葉を交わしていると、恐ろしさはすぐ消えてしまった。

案内人の声に耳を澄ます、足の裏の感覚で床の高低を知ろうとする、手に触れるものに神経を集中させる、

空をまさぐって自分の周りの様子を想像する・・・・視覚以外のありとあらゆる感覚を動員するのに忙しくなり

いつのまにか目が見えないことを忘れていく。


「こっちですよ~」 「○○さん、いますか?」 「ここ気をつけて」 「ほら、これが△△。触ってみて」 「大丈夫?」

ふだんなら、ちっとも気を使うことの無いような事も自然に言葉になってくる。

不思議と、ごく自然に他人を思いやる感覚になってくる。

何かメンバー全員を包む温かいオーラのようなものが出来上がっているのを感じる。


ツアーも終盤にさしかかり、暗闇の中、そっと手に触れたドアノブを押すと・・・・・

「いらっしゃいませ」 明るい女性の声。 喫茶店についたのだ。

一同ホットして、手をとりあいながら、椅子にすわる。

飲み物を飲みながら、おしゃべり。


画像



すると、ふと、なじみのない開放感に襲われた。 この安らぎは何だろうと思う。

目が見えないのに。 見えないなんて、ひどく不自由なはずなのに・・・。

私は何をも気にしていない自分がそこにいるのを発見しました。

「ここでお菓子をひとりじめしても、お行儀わるくすわっても、だれにも見えないから」なんて意味ではない。


見えないことで、視覚から解き放たれた自分。

視覚がくれる情報の洪水から逃れた自分。

視覚のもたらす心の反応から自由になった自分。

なぜかとても心が軽いのです。 自意識が少なくなったような気がするのです。

今は、ただ、この仲間と一緒にいて、笑いながらお菓子をつまんでる・・・・それ以外何にもかんがえていない。


案内人が旅の終わりを告げ、カーテンを開けると、うっすらと光が・・・・・

薄暗いのだけれど、それがどんなに明るく感じられたことか!

けれど、「ああ、明るいってすごい」とか「見えるってすごい」とか、そんな感激がありそうでいて・・・
さほどなかったのは、とっても不思議なことだった。

これは私だけの感覚だったのかなあ・・・・。


みんな、ロビーに出て互いの姿を見る。

もちろん、それからも話をしましたが、こころなしか、あの時より、恥らってしまうような、よそよそしいような・・・。

ああ、私たちは「見える人」に戻ったんだ・・・と思う。


案内人に感想を聞かれて、私はこう答えました。

「目が見えなくなっても、大丈夫だって思いました」

すると案内人がこう返してくれたんです。

「そう、見えなくても生きていけるんです。人生は続くんです」

うん、うん、うん、・・・この言葉に私は子供みたいに頷いてしまいました。


外に出ると夏の夕方、夕風が心地よい外苑通りを歩く私たち・・・・もう、杖はいらないのですけれど・・・。



う~ん、すごい体験だったと思います。  でも、すべて言葉にするのは難しい。

とにかく、だから、みなさん、行ってみて! 体験してみて! きっと何かを学びます!

ダイアローグ イン ザ ダーク    http://www.dialoginthedark.com/







この記事へのコメント

asapan
2010年08月11日 06:19
おはようございます!
わたしも以前体験しました!
終わったあとは感動して、泣きそうになりました。
それから、たまに目を閉じて、風を感じたり、音を聞いたり。

「そう、見えなくても生きていけるんです。人生は続くんです」
深いですね・・・

わたしもお勧めのイベントです!
バーバアキ
2010年08月14日 14:49
aspanちゃん、ブログ訪問ありがとう。
もう体験済みだったのですね。そう、目は見えずとも心の目はみえるんだもんね。がんばらなくっちゃね。
まーちゃんバーバ又の名はばばちゃま
2010年08月27日 12:23
バーバアキちゃまの行動力に驚き!!他のブログも楽しく見ました。ニコルさんの森林保護、ダリアにも「ふむふむ」でした。でも、今はこれについて。私も先日、全盲の画家さんのイベントに行きました。目の見えない彼がどのように絵を描くのか、実演してくださいました。一度描いた線の上を指先でたどるのですが、一度描いた線と寸分違わぬところを人さし指でたどるのを見て驚きました。まるで、指の先に目があるようでした。「どうしてわかるのですか?」と伺うと、「心の目で見る」とおっしゃいました。以前にもそんなことを聞いたことがありますが、疑っておりました。でも、本当なのですね。人は
五体満足では気がつかないこともそうでない人にはきずいたり、見えたりすることがあるんですね~いい刺激になりました。一度訪ねたいと思いますが、さて、誰と行こうかしらん?
まーちゃんバーバへ
2010年08月31日 00:32
ブログ訪問ありがとう。そりゃ一緒に行くのはご主人様ではありませんか。
全盲の絵描きさんと話したことはまーちゃんババの心のどこかに何か変化を起こさせてると思う。それが顕在化してくるかどうかはわからないけれど。とにかくいろんな経験をする、それが一番。是非行ってみてください。

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